コロナウィルスは唾液に含まれる細菌で感染する、くしゃみはもちろん会話などで唾が飛散して感染を広げるなどからも、その防御としてマスクの着用は必要不可欠なものとなりました。従来は、風邪をひいたときや風邪やインフルエンザが流行しているときなど冠婚葬祭のときでも利用する機会は多く合ったけれども、インフルエンザが流行していないときや風邪をひいていないときなどマスクする機会は少なく、コロナウィルスは冠婚葬祭のときでも欠かすことができないアイテムの一つになっているわけです。
冠婚葬祭の場面でのマスクの種類について
冠婚葬祭は、結婚式やお葬式といった式典の総称になるわけですが、多くの人々が集まるなどからもコロナ渦の現代においてはマスクは必要最小限の防御、そしてマナーとして装着すべきだと考える人は多いのではないでしょうか。従来マスクというとガーゼなどのような素材のものが一般的でしたが、インフルエンザなどの流行がメディアの中でも伝えられることが多くなってからはガーゼタイプから使い捨てタイプへと変化しています。
いずれの場合も、自分の唾液がくしゃみや会話などで飛散することを防止するなどの役割と、他の人の唾液を吸引しないなどの予防策として利用する形になりますが、お葬式と結婚式ではマスクの色そのものを考えることが大切です。特に、お葬式は黒と白といったツートンカラーが一般的であり、これに赤やピンク色などのような派手な色合いを持つものはご法度ですからお葬式などで利用する場合には白や黒などを基調にしているものを装着することが大切です。
結婚式のマナーには何があるのか
結婚式に呼ばれたときなど、新郎はもちろんのこと花嫁さんよりも目立つ服装は避ける、これが基本的なマナーにです。コロナ渦の現代において、服装については従来と変わりはないけれども、感染防止の目的でマスクをつけて結婚式に参列するケースは多いといえましょう。新郎新婦もコロナウィルスの感染防止の意味からもマスクをつけて式場に訪れる、結婚式はもちろん人が多く集まる披露宴でもマスクをつけることはマナーの一つとなっています。
従来ならば、風邪を引いたとき以外にはマスクを使うことはなかったけれども、披露宴や結婚式には大勢の人々が訪れることになるわけですから、互いに感染予防をすることは当たり前のことであり、スピーチをするときなどではフェイスシールドを利用するケースもある、披露宴会場では食事をするとき以外はマスクをつけたままなどのケースもあるなど、結婚式や披露宴に参加する際にはマスクをつけるなどが最小限のマナーになっています。
招待状に配慮文が記載されることも多い
結婚式を開催するときには、出席して欲しい友人や知人などに対して招待状を送付することになりますが、招待状には何月何日に何時からどのような場所で結婚式および披露宴を行うなどの案内と参列の可否を求め、参加もしくは不参加といった項目に丸印をつけるなど古くからこのような案内状を送付するのが一般的になっています。どうしても当日都合がつかないときには新郎新婦には申し訳ないけれども不参加といったことを招待状に記載して返信する形になりますが、最近は招待状に配慮文が記載されるケースも少なくありません。
配慮文は、披露宴もしくは結婚式に参加される際にはマスクの着用をお願いするなどの文章になるわけですが、返信前であればお断りしてもマナーに反することはありません。また、最近は式場に出向かずに式典に参加できるオンライン結婚式などもありますが、画面に式場会場が映し出されるときもありオン状態にしておいた方が新郎新婦から喜んで貰えるなどのメリットもあるようです。
結婚式ではどのようなマスクが良いのか?
お葬式などに参列するときには、白や黒などで絵柄などがない無地のものを利用される人が多いいます。お悔やみを持つなどからも派手な色はご法度で、白や黒、グレーなどのような色合いで単色のマスクがマナーといえましょう。これに対して、結婚式はお祝いの場などからも黒は避けるべきなどといわれています。冠婚葬祭で着用する礼服やタキシードや革靴などは黒色になるけれども、マスクについては黒は避けて白もしくはパステルカラーなどを選ぶがマナーです。パステルカラーの中でもあまり派手なものは避ける、落ち着いた色合いのものを選ぶことが大切です。
なお、結婚式では感動してしまうことがあり、思わず涙が溢れてしまうことも少なくありませんし、お葬式などの場合はより親密だった人や生前お世話になった方が亡くなったときには悲しみのあまり涙が止まらないなどのケースもあります。マスクをしていると涙で濡れてしまうなどからも予備を必ず持参するようにしましょう。
まとめ
コロナ渦の現代において、マスクは必要不可欠な存在です。結婚式やお葬式などの式典では大勢の人々が訪れるなどからも、コロナウィルスの感染によるリスクは高めであり、マスクをつけて参加することが必要最小限のマナーといえましょう。
結婚式はおめでたい席などからも、マスクの色は黒色は避けて白もしくはパステルカラーを選ぶのがおすすめ、お葬式は黒や白などを利用するのがマナーで、泣いてしまったときのことを考えて予備を用意しておきましょう。